2019年2月22日に放送のスペシャルドラマ「約束のステージ」で土屋太鳳さんが演じる小沢翼と、百田夏菜子さんが演じる大空つばさがデュエットを組んで歌を披露します。
この二人がまたいい歌声していて、聞いていると癒やされるんです。
また、昭和の歌を昭和の世界で歌ってくれるので、懐かしさを感じながら、本当にタイムスリップしたような気持ちになれる作品です。
そこで気になるのが、この「百田夏菜子さんが演じる大空つばさ」の話は実話モデルがいるんじゃないかということ。
今回は約束のステージに実話モデルはいるのかや、メインテーマの幸せのセレナーデの歌詞についてもご紹介いたします。
「約束のステージ」を見逃した!という方はこちらもチェック!
約束のステージの原作やモデルは?
土屋太鳳さんの方は平成からタイムスリップしてきたということで、空想の人物というのは明らかです。
しかし、その昭和50年の舞台にいた大空つばささんはどうなのでしょうか?
というか、この2人の人気ユニット自体にモデルがいるのでは?と感じました。
主演の二人がステージに立っていますが、これは1970年代に実際にあった、視聴者参加型の「全日本歌謡選手権」が舞台となっております。
このステージ自体は実際にあったということで、ここに登場した大空つばさも実際に誰かをモデルにしているのではないかと言われているのです。
約束のステージに原作があるのかどうか、まずは調べてみました。
この話の脚本家は徳永友一(とくながゆういち)さんという方で、オリジナルのストーリーということがわかりました。
原作はないということですね。
では、この2人の「翼&つばさ」のユニットにはモデルがいたのでしょうか?
モデルはこの2人?
約束のステージの舞台となった「全日本歌謡選手権」は、読売テレビと日本テレビで1970年1月5日から1976年12月25日まで放送されています。
アマチュア出場者とプロの歌手が合同参加する方式なので、ヒット曲に恵まれない歌手にとっては再起を賭ける登竜門的番組だったのです。
実際にモデルになった人はいるのかなと思い、この番組に出場してデビューしたりスターの座を掴んだ方を調べると、「三谷謙」時代の五木ひろしさんや八代亜紀さんなどがいました。
デビューした方の中に、今回のモデルとなるようなユニットはいませんでした。
しかし、この時代にデビューした2人組のユニットはたくさんいます。
BaBe
1987年に斉藤由貴さん主演のドラマ『あまえないでヨ!』の主題歌『Give Me Up』でデビューし大ヒット。
キララとウララ
「キララとウララ」は、84年にデビューした女の子二人組みのアイドル。
「80年代のピンク・レディー」なんて言われたこともあり、「センチメンタル・ボーイ」でデビュー。
キャンディーズ(3人組)
キャンディーズは有名ですね。「春一番」の「もうすぐは〜るですね」は聞いたことあるという方も多いのではないでしょうか。
しかし、3人組ですし、やはりちょっとイメージと違う・・・。
ここで一番に思いつくのはやはりこの2人組!!
ピンクレディー!
ただ、ちょっと約束のステージの2人よりは大人っぽさがあって、ちょっとイメージが違いますが、デビューをしたのはテレビ番組『スター誕生!』ですので、今回のドラマの主人公、ダブル翼にかぶる所はありますね。
このピンク・レディーをイメージして作られた可能性は高いのではないでしょうか。
声質やジャンルとしてはピンクレディーよりもキャンディーズのイメージのほうがしっくりきますけどね。
幸せのセレナーデの歌詞も気になる!
では、このドラマのメインテーマとなる「幸せのセレナーデ」の歌詞からその時の背景を紐解いていきましょう。
才能がないのなら
諦めるけど
最後まではわからない運ある無し
このフレーズには自分の(翼)の思いがこもっているように感じます。
最後までどうなるかわからない、だから才能がないと自分で決めつけないで諦めないで・・・と言われている気になります。
この曲はつんくさんが作られた曲なのですが、「歌詞は70年代の作家先生は書かないだろうなという内容にあえてしました」とコメントしています。
しかし、自分の中の「70年代」を大げさに出したようなメロディーに仕上げ、今の方でも受け入れやすい歌詞と、昭和を強調したメロディがこの歌い出しから伝わってくるようです。
出来のいい男より
くだらないくらい
ダメな方が愛おしいもの
ここで男が出てきましたね。
やはり70年代の曲といえば恋愛ソング・・・実はこの曲のテーマは恋愛ではないのですが、やはり70年代の曲を歌う上で、70年代を意識すると自然とそんな流れになってしまったんですって。
ここで土屋太鳳産演じる翼は、一体誰を思い浮かべているのでしょうか?
私はここの歌詞にすごく共感して、ぐっと引き寄せられました。
やさぐれた胡散臭い役であっても凛とした品の良さと滲み出る優しさが伝わる。あなたが生きる津島浩一郎を楽しみにしています。歌もね✨幸せのセレナーデ。勝ち抜いた五木さんの涙をリアルタイムで観ていた私にはメロディーラインがとても懐かしくて🌻#約束のステージ #向井理 pic.twitter.com/VHustJKoJb
— ひまわり (@himawar517) 2019年2月16日
裏切られた過去も
報われない努力さえ
私が生きた証なんです
嗚呼 嗚呼
ここはアイドル活動をしている自分を投影しているような歌詞ですね。
土屋太鳳さんの歌声はとても可愛いらしくて、この歌詞のイメージとあわせるために、意識して可愛らしい声を出さないように練習したんです。
そのためか、ここのフレーズはとても色っぽさと言うか哀愁を感じます。
今夜 私輝く
約束守るわ
あなたよりも幸せになる
そうよ私幸せよ 今
目をうるうるさせながら歌う土屋太鳳さんを見ていると、私も「うっ」ってなります・・・。なんて情熱的に歌うんでしょう。
70年代は高度成長期で、浮かれていた人が多かったのですが、その中でも心にぐっとくるようなメロディーが人気だったのは、学生や若者達の中には、今と同じで悩んで、苦しんで、そんな思いを曲を聞きながらそれを心の支えにしていた方が多かったという証ではないでしょうか。
この曲がもし70年代に他の名曲と並んでリリースされていたらどうなっていただろう、と想像すると、きっとたくさんの人の応援歌になっていたんだろうなって想像できます。
メインテーマの「約束のセレナーデ」を聞きながら、まるでタイムスリップをしたような70年代ならではの雰囲気をドラマを見ながら楽しんでくださいね。