漂流おじさんをご存知でしょうか?
俗に「漂流おじさん」と呼ばれるのは、92日間もの遭難をした諸井清二さんです。
1994年3月8日から三ヶ月に渡って太平洋を漂流。普通ならすぐに諦めてしまいそうですが、日誌を書きながら耐え忍び生還をはたしました。
そんな諸井清二さんが、2017年3月23日テレビで取り上げられるということで再び注目されています。
そこで今回は、漂流おじさんこと諸井清二についてまとめていきます。現在の状態や、出版した日誌について、また「家族や妻はいるの?」と気にしている人も多いようですので、調べてみました。
諸井清二の遭難とは?

さて、そもそも諸井清二さんのの遭難はどのようなものだったのでしょうか?
諸井清二さんが遭難したのは、1994年の3月8日です。ヨットに乗っていたのですが、マストが折れてしまい、帰ることも進むこともできなくなってしまったのです。
そしてその時、「何かを残しておかなければ」という気持ちで日誌を書きはじめました。(それが後に出版されることになります。)
遭難中は基本的に何もできませんが、何度か船に遭遇することもあったそうです。3月13日頃、4月27日、5月2日に船を見かけたりしたという話ですね。
その後も「あせりが出てくる」「もう帰れないかもしれない」「頑張れ清二」とご自分を奮い立たせる言葉を日誌に書きながら絶えていたことが記録にあります。
「一体何を食べていたの?」というと、ボンカレーやカロリーメイトなどヨットにあった食料だったようですね。
出版した日誌本は絶版・・・

こうしたエピソードを聞くと、「日誌が読んでみたいな」という気持ちになりますね。
が、残念ながら、出版された日誌本は絶版になっています、手に入れるのは困難ですね。ネットでも売っていませんし、オークションではプレミアがついて1万円以上になっています。
『九十二日目の天国 〜酒呑童子号の太平洋漂流日誌〜』という本なので、もし古本などで見つけたら手にとてみるといいですね。
八方塞がりの状況でも、楽観的に考える諸井清二さんの心理が綴られているそうです。
漂流おじさん諸井清二の現在は?
では、そんな「漂流おじさん」こと諸井清二さんは現在どうしているのでしょうか?
沖縄で名護市の東村内に約1200坪の圃場を持っているという情報があります。そこでコーヒーの栽培を行っているようですね。
なんでも、農園を買えたのは遭難のおかげなんだそうです。
というのも、ヨットの不具合で遭難したことから、ヨットの会社から800万円の和解金を支払ってもらえたそうです。恐ろしい体験をしたわけですが、おかげで夢が多少叶ったと言えるかも知れませんね。
ただ、コーヒー栽培をしていた情報は、最新のものではありません。現在の諸井清二さんについては、2017年3月23日放送の「衝撃のアノ人に会ってみた!」で報告されるでしょう。
諸井清二の家族や妻は?
「そんな諸井清二さんに妻はいるの?」と興味を持っている人も多いみたいですね。
答えをズバリ言いますと、奥さんは諸井千恵子さんという方です。
遭難していた時にも、千恵子さんは清二さんが生きている正夢を見たというエピソードがありますね。また、この正夢の話はすごいのです。
「妻が夢を見たくらいならよくあることでは?」と一見思いますよね。ところが、千恵子さんの正夢は「6月7日に見つかる」とまで具体的だったと言います。
そして、捜索隊も6月7日まで捜索を続けたそうです。結果、見事に6月7日に救助されました。驚くべき話ですね。
まとめ

というわけで、漂流おじさん諸井清二さんについてでした。
・ヨットで92日遭難
・漂流のときのことを日誌にして出版している
・「九十二日目の天国」という本は絶版で入手困難
・生還後、ヨットの会社から800万円をもらった
・現在は沖縄でコーヒー栽培をしているという噂
・家族は妻の千恵子さん
・千恵子さんは日付まで正確な正夢をみていた
というのがポイントですね。
「漂流おじさん」と聞くとちょっとふざけた感じのフレーズに感じます。が、諸井清二さんは人生の教訓や、八方塞がり生きる意味を見いだすキッカケになる素晴らしい方ですね。