にんげんごみばこの内容やあらすじネタバレ!評判が賛否両論の理由

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えほんの杜から出版されている絵本「にんげんごみばこ」。

「人間 ゴミ箱」という衝撃のタイトルが目を引きますよね。
内容もちょっと怖い設定で、賛否両論の話題になっています。

テレビで取り上げられることもあり「内容やあらすじが知りたい」「ネタバレは?」と気になっている人が増加中。

また、「評判が賛否両論ってどういうこと?」と疑問に思っている人もいるようです。

そこでこの記事では「にげんごみばこ」の内容や評判についてまとめてみます。

にんげんごみばことは?

さて、まずは「にんげんごみばこ」の基本情報を整理しておきます。

「にんげんごみばこ」とは、えほんの杜から出版されている絵本です。

 

原作者は、170冊以上の絵本を出版しているベテラン作家の「のぶみ」さん。

のぶみさんが絵も物語・文章すべてを作製しています。

ページは全部で40ページほどで、文字は1ページ3行前後。

全編がひらがなで書かれた完全に子供向けの内容です。

だからこそ、「人間ゴミ箱って子供向けの内容なの?」と思ってしまいますよね。

にんげんごみばこの内容 あらすじネタバレ

では、そんな「にんげんごみばこ」のあらすじをネタバレします。

※ラストのオチまで書きますので、読む予定のある方はネタバレ注意です。

あらすじ(ネタバレあり)

冒頭の書き出しはこちらです。

いらないひとは いないせかい。
きらいなひとは いないせかい。
そんなひとは どんどん すてちゃおう
にんげんごみばこに すてちゃおう

「いらない人」「嫌いな人」を「ゴミ箱」に捨てちゃおうと推奨する、証言の文章から絵本ははじまります。

物語の世界にあるのは、「にんげんごみばこ」という物体。

多くの人が、人を捨ててしまうために並んでいます。

主人公の女の子も、「にんげんごみばこ」の前に並ぶ一人。

ママやパパ、先生などを捨ててしまおうとしています。

捨てる理由は「うるさい」「遊んでくれないから」「つまんない」といった嫌悪や不快、嫉妬のなどです。

そういった気持を解消するために「にんげんごみばこ」を使おうとします。

ところが、にんげんごみばこの前にいる男性に、主人公は質問されます。

「ほんとうに すてていいの?」
「もう いっしょう あえないよ」と。

そこで、女の子は黙ってしまいます。

「ママがいなくなったら?」
「パパがいなくなったら?」
「先生がいなくなったら?」

そう自問する女の子。

遊んでくれたことや、一緒にソフトクリームを食べたこと、お風呂に入ったことなどを思い出します。

そして、最後には女の子は言います。

「こんどに しようかな」

それに対し、「にんげんごみばこ」の前にいる男性は「まってるよ」と返答します。

そして、みんなが帰っていき、物語は終わります。

内容を簡単に言えば

ようするに、箇条書きにすると以下のようなあらすじですね。

・人間を捨てるゴミ箱のある世界
・主人公も母親や父親、先生を捨てようとする
・しかし、ゴミ箱の門番のような男性に「本当に捨てていいの?」と問われる
・考え直し、捨てるのをやめる主人公
・他の人も捨てるのをやめる

衝撃のタイトルですが、実際には人を捨てはしないのです。

逆説的に人の価値を描いているとも言えるでしょう。

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評判が賛否両論の理由

では、そんな「にげんごみばこ」が賛否両論の理由は何なのでしょうか?

肯定派と否定派の意見は、以下のようなものです。

肯定派の意見
・「いらない人はいない」ということが伝わるいい絵本
・大人もハッとさせられる深い内容
・愛の本質や人を許す心を感じられる
・子供に何度も読み聞かせていたら、友達との喧嘩について話してくれた
否定派意見
・子供にはテーマが分からないのでは
・怖がらせるだけではないか
・子供に見せたい表現ではない

肯定派は、人をゴミ箱に「捨てない」ことを描くことで、逆に人の大切さを描いている点を評価しています。

一方否定派は、子供には伝わりにくい、過激な表現のため子供には見せたくないという主張ですね。

とはいえ、実際に子供に読み聞かせた人の評判は良好です。

「一回目に読んだときには子供はピンときていないようだったが、何度か読み返していたらテーマを理解したらしい」「友達や家族のことを話してくれた」という声もあります。

理解力のある子には十分響くようですね。

個人的な感想

ちなみに、筆者の私は「にんげんごみばこ」の肯定派です。

いいと思ったのは「結局、全員救われている」ということです。

もし、この作品でゴミ箱に捨てられる人が描かれるなら、子供向けにすべきではないでしょう。
「捨ててもいい人がいる」という価値観を植え付けてしまいかねないからです。

しかし、本作では全員助かっているのです。
作中でゴミ箱に落ちた人は、1人もいません。

流し読みすると勘違いしがちなポイントなんですが、誰も捨てられていないのです。

最後のページに

「みんな みんな かえっていった」

とあるように、主人公だけではなく、全員がゴミ箱に人を捨てない選択をしています。

ゴミ箱の前にいる門番のような男性も、いい人そうな表情で、まるで「実は誰もゴミ箱に人を捨てない」と悟っているようでした。

つまり、物語の冒頭の「いらないひとは いないせかい」とは、ゴミ箱に人が捨てられているから人が減っているという意味ではないのです。

みんなが「いらない人間なんていない。全員大切だ」と理解している世界という意味になります。

こうした視点を絵本で感じられるのは素晴らしいことだと思います。

にんげんごみばこの内容 まとめ

というわけで、にんげんごみばこの内容についてでした。

・「にんげんごみばこ」は、のぶみ作の絵本
・「いらない人」をゴミ箱に捨てようとして、考え直して捨てるのをやめる物語
・テーマと表現について賛否両論
・最終的に捨てられた人は1人もいないので、いい話なのではないか

ということですね。

最初にタイトルを知った時は「最後に主人公も捨てられるような残酷な物語だったりして」と思いました。

が、人の価値を肯定するいい本でした。
私はいい本だと思います。

残酷で怖い絵本と言えば、以前「たべてあげる」という絵本の記事を書きました。
こちらの絵本は、恐ろしいバッドエンドになる内容でしたね。

→「たべてあげるのりょうたくんのその後と結末!ラストをネタバレ

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