UMAのモスマンをご存知でしょうか?
モスマンは、アメリカのウェストバージニア州で目撃されているUMAです。
モスマンという呼び名の由来は、「モス=蛾」と「マン=人間」。
「蛾や蝶のように、羽の生えた人間」というニュアンスです。
もっとも「マン=人間」とはいっても腕はありませんし、喋ることもありません。
「じゃあ単にデカイ鳥なんじゃないの?」という気もしてきますね(笑)。
とはいえ、逆にリアリティがあって、実在しそうに思えます。
目撃の画像・写真も多数あるようです。
実際のところ、本当に存在するのでしょうか?
正体は何なのでしょうか?
調べてまとめてみました。
UMAのモスマンとは?

さて、まずはモスマンの基本的な概要を見てみましょう。
名称 | モスマン |
別名 | バード |
存在 | 未確認生物 |
分類 | 鳥人・飛行系UMA |
目撃国 | アメリカ合衆国 |
目撃地域 | ウェストバージニア州ポイント・プレザント |
食べ物 | 不明 |
サイズ | 2メートル |
モスマンは、アメリカのウェストバージニア州ポイント・プレザントの地域で目撃されているUMAです。
最初に話題になったのは、1966年で、すでに50年以上昔になっています。
サイズは2メートルほど。
鳴き声は「キーキー」という感じだと言われています。
多数の目撃報告があり、当初は「バード」と呼ばれていました。
つまり単に「鳥」と言われていたのですが、マスコミが面白おかしく「モスマン」と名付けて広まっていきました。
捕獲情報や目撃画像は本当?
そんなモスマンを「捕獲した」「目撃した」という噂があるようです。
本当なのでしょうか?
捕獲はデマ
まず、捕獲の情報は嘘です。
もちろん、1966年から50年間にわたって都市伝説になっているUMAですから、捕獲しようとした人はいました。
好奇心のある若者たちや、ドキュメンタリー番組の関係者です。
2017年6月に放送の「世界がビビる夜」でも、原田龍二が捕獲を試みる企画があるようですね。
ただ、実際に捕獲されて経緯はありません。
モスマンの写真画像は合成?
モスマンの写真画像には、本物らしいものもあります。
ただし、ハッキリと映っている画像は、偽物です。

CG合成や作り物だということがわかっています。

一方、「空中に黒い影が映り込んだ」といった信憑性のありそうな画像も存在しています。



しかし、た影の画像は、他の鳥や虫の可能性もあります。
「モスマンの証拠」というには根拠に乏しいですね。
実在や正体を検証
多くの目撃情報や画像はあるようですが、モスマンは実在するのでしょうか?
調べてみたところ、残念ながらいない可能性が高いようです。
モスマンは、以下のようなものが正体ではないかと言われています。
[aside normal”]
・ワシ
・コウモリ
・フクロウ
・ゴミ袋[/aside]
まず、モスマンがいない可能性が高いと考えられる理由は、存在した痕跡がないからです。
動物であれば、食べたモノや排泄物、羽などが落ちるはずです。
しかし、モスマンは痕跡を残していません。
また、実際にモスマンに遭遇した人に聞いてみると、「目の位置は近かった」「車と一緒に飛んでいた」など、鳥に近い姿だったと話しているのです。
つまり、最初の目撃者たちは「巨大な鳥」くらいのビジュアルだと認識していました。
「モス『マン』」という人間に近い姿は後から広まったイメージで、幻想だったのですね。
さらに、ヒストリーチャンネルの調査では、暗闇の中で鳥類をみると、「インパクトがあるので、実際よりも大きかった気がする」という現象を実験で証明しています。
「ワシ」「ゴミ袋」「フクロウ」などを見間違えた可能性が高いのですね。
UMAのモスマン まとめ
というわけで、UMAのモスマンについてでした。
・モスマンとは、巨大な鳥や蛾に似たUMA(未確認生物)
・2メートル以上のサイズで、目が赤いと言われる
・アメリカ合衆国ウェストバージニア州ポイント・プレザントで目撃された
・目撃の写真画像が多数公開されているが、単なる鳥かも知れない
・複数のドキュメンタリーで調査が行われてきた
・「夜に鳥を見たときに、錯覚で実際より大きく見えた」などの説が有力
・ゴミ袋が正体とも言われる
ということですね。
モスマンは「ポルターガイストの心霊現象に関係している」とか「呪いがある」などとも言われました。
悪いことがあったら、なんでもUMAのせいにされるタイミングがあるのでしょう。