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藤井聡太はアスペルガーの典型的な発達障害?自閉症否定の根拠3つ

将棋の歴史を更新している藤井聡太さん。

最年少」という肩書で、デビュー当初から注目されていましたが、「日本最高連勝記録」まで果たしました。

キャッチーさだけではない「実力」も世に知らしめ、将棋ファン以外も、多くの人が対局結果をチェックしています。

が、だからこそ言われ始めたのが「藤井聡太は、逆に頭がおかしいのではないか?」ということです。

[aside normal”]

・藤井聡太はアスペルガーの典型では?
・自閉症なんじゃないか?
・発達障害なのではないか?[/aside]

などと言われているようですが、どうなのでしょうか?

心理士の資格を持つ私が、藤井聡太さんのニュースなどを元に、検証してみます。

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アスペルガーの噂は?

さて、「アスペルガーではないか?」「発達障害じゃないの?」と言われはじめた藤井聡太さん。

Twitterなどでも、噂されています。

実際のところは、どうなのでしょうか?

結論から言えば、アスペルガーという根拠は、さほどありません。

違うと思います。

どういうことなのか、アスペルガーと言われた経緯から、整理してみましょう。

アスペルガーや発達障害と言われた原因とは?

アスペルガーや発達障害と言われた原因

藤井聡太さんが、アスペルガーと噂されはじめたキッカケは、以下のような原因からでした。

[aside normal”]

・将棋が、とにかく強すぎる
・生活能力が低いらしい
・内向的な性格[/aside]

1つ目は、とにかく将棋が強いということです。

文字通り史上最強記録を作っているのだから、「脳が異常なんじゃないの?」と言われたということですね。

また、2つ目に「1人で買い物をするのが苦手」「雨なのに傘をさすのを忘れていた」といった変人エピソードが報道されたためです。

「中学生なのに傘がさせないなんて、障害があるんじゃないの?」と言われたわけです。
(実際には、傘がさせないのではなく、忘れていたようですが。)

3つ目に、内向的な性格があげられます。

内気で大人しくしているので、「コミュ障だい病気なんじゃないか?」と過敏に反応している人がいるようです。

が、これらは別にアスペルガーの根拠にはなりません。

発達障害・アスペルガー・自閉症を否定する根拠

発達障害・アスペルガー・自閉症を否定する根拠

藤井聡太さんは、特別アスペルガーの特徴には当てはまりません。

というのも、アスペルガーは「自閉症スペクトラム」の一種で、脳機能の障害です。

以下のような特徴があると言われます。

[aside normal”]自閉症スペクトラム(アスペルガーやカナー症候群の特徴)

・他人の冗談と本音の違いが分からない
・丁寧に会話しているつもりでも、失礼だと指摘さえる

・辞書みたいな話し方だと言われる
・言葉をまとめることが苦手

・同じ習慣、やり方を繰り返せないと、同様して頭が真っ白になる
・特定の物事だけに興味があり、他人に関心を抱けない[/aside]

※参考:発達障害については、以下の記事に詳しく書いています。
大人の発達障害の見極め方や具体例は?ずる賢い特徴とチェック方法

これを踏まえて考えてみましょう。

1つ目に藤井聡太さんの場合、礼儀正しくて、インタビューの受け答えはしっかりしています。

対戦相手や周囲を気遣った発言もしているようです。

この時点で、アスペルガーとは違いますね。

たしかに、「特定の物事にだけ興味がある」という傾向はあります。

「買い物が苦手」「傘をさすのを忘れていた」といったエピソードがあるので。

しかし、内向的なオタク気質の人なら当てはまってしまうような傾向ですね。

2つ目に、藤井聡太さんはかなり多忙でアクティブな生活をしています。

中学校に通いながら(そして何度も休みながら)、将棋の対局をし、インタビューに答える。

こうした変則的な行動に適応できているので、「同じパターンでしか生活できない」といった自閉症スペクトラムとは異なっていますね。

3つ目に、「日常生活に障害が起きていない」ので、障害ではありません。

発達障害は、文字通り障害が起きるから、障害と呼ばれるのです。

藤井聡太さんは問題なく生活されているので、障害に当てはまりません。

「将棋に熱中していて、生活力がない変人」かも知れませんが、発達障害とは違うでしょう。

すぐに「発達障害!アスペ!」と騒がれる理由

ちなみに、世間の人がすぐに有名人に対して「あの人は発達障害だ」などというのには、理由があります。

ハミルトンカレッジの社会心理学ダニエル・Fチャブリンズが膨大な研究によると、以下のようなことがわかっています。

[aside normal”]

・人は、他人の努力の過程を知らないと「全部、才能のおかげだ」と決めつける
・なぜなら「努力のおかげ」だと思うと、自分も努力をしなくてはいけなくなるから
・「自分はそこまで努力をしたくない」と思ったとき「才能がないから」と言い訳に使う
・結果、異常な結果をみると「異常な才能だ=障害者だ」だと言いたくなる[/aside]

藤井聡太さんの場合、たしかに先天的な気質があったのは間違いないでしょう。

才能はたしかにあります。

ただ、努力もあるのです。

5歳の頃から将棋をやっており、小学校低学年の時点で将棋教室に通って練習をしています。

漢字が読めない幼少期から、将棋の本の中身を大人に聞いて覚えていたと言います。

膨大なトレーニング時間の蓄積もあるのですよね

が、普通の人はその努力を直視すると「自分は努力してないな」と自己嫌悪感が出てしまいます。

だから「アイツは障害なのだ」と、自己正当化の防衛機制を働かせると考えられます。

藤井聡太のアスペルガー疑惑 まとめ

というわけで藤井聡太さんについてでした。

ポイントをまとめると、

・将棋界で歴史的な活躍をしている藤井聡太
・アスペルガーという指摘もあるが、根拠なし
・内向的で、将棋が強く、生活力が低い変わり者というだけ
・相手の気持ちを考えた発言をしており、変則的な生活に適応し、問題を起こしていない
・脳機能の障害はないと考えられる
・「障害」にしたがるのは努力量を認めたくない防衛機制の面がある

ということですね。

「私は藤井聡太みたいになれない」と決めつけた人は、「障害なんだ」と揶揄します。

「私も、別の分野なら、藤井聡太みたいになれるかもしれない」と思った人は「自分も自分なりに才能を見つけて、努力しよう」と思います。

どちらを選ぶかは、その人次第でしょう。

彼について詳しくは、8月28日に発売されるこちらの本もチェックしてみてください。※予約数がものすごいらしいです。

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