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殺人ダニに噛まれたら?症状と対策や治療は?生息地と大きさ比較画像

殺人ダニを知っていますか?

通常はダニというと、一般的には、

「なかなか目に見えない」、「噛まれると痒くなる」など

「なんか不潔な感じがする」程度の認識の方も多いのではないでしょうか。

しかし、国内に存在するダニの中にはなんと、

噛まれると「死の危険性」があるダニもいるのです。

一見、ある程度の量がいなければそれほど怖くない印象のダニですが、

一体どこにそれほどの脅威を秘めているのでしょう。

どういうことか調べてみました。

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殺人ダニとは?SFTFウイルスを持つマダニ

殺人ダニとは?SFTFウイルスを持つマダニ

殺人ダニの正体はダニの中でも

『マダニ』

に属されます。

このマダニはそれ自体が毒などの殺傷能力を持っているというよりは

様々な病原体を媒介して広めていく所に危険性があります。

マダニが持つ病原体の一つである、SFTSウイルスによって起こる感染症の

『重症熱性血小板減少症候群』は

マダニが動物を噛むことによって、噛まれた動物が発症します。

また、感染した人の体液から別の人へ感染した例もあるようです。

このSFTFウイルスは死亡者が確認されているとても危険なウイルスです。

具体的な感染件数と症状の詳細も調べてみました。

感染数や死亡率は?

感染数や死亡率

国内の年間での感染者数は軽症を含めると推定100名程度とされています。

致死率は10%~30%で

高齢になるほど死亡率が高いようです。

ただし、症状自体は昔からある病気で、原因不明とされていました。

そこからウイルスの特定や原因などが明らかにされていったので、

なにも最近になって新たに広まった病気というわけではないようです。

噛まれたときの症状

噛まれた時の症状は、それぞれのマダニが、どういったウイルスを持っているかによって違います。

代表的なマダニの感染症の例は、以下の通りです。

『重症熱性血小板減少症候群』

[aside normal”]・SFTSウイルスの感染によって発症。
・一週間以上の潜伏期間を経てからの38度以上の発熱、嘔吐、下痢、腹痛、食欲低下などの消化器症状が起こる。
・その他、頭痛、筋肉痛、意識障害など症状は多岐にわたる。
・また、重症になると血球貪食症候群も併発することもある。
  
  (血球貪食症候群とは、本来体を守るべき免疫細胞が暴走して血球を食べてしまう病気)[/aside]

『ライム病』

[aside normal”]・数日から数週間の潜伏期間を経て特徴的な紅斑が現れる。
・リンパ節の腫張や、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱などインフルエンザに似た症状が起こる。
・第一期、第二期と症状が重くなり、皮膚症状、神経症状が増えていく。[/aside]

『日本紅斑熱』

[aside normal”]

・マダニが吸血することでのみ媒介される感染症。
・紅色の斑丘疹が現れて、頭痛、発熱、発疹、倦怠感、関節痛、筋肉痛が起こる。[/aside]

『回帰熱』

[aside normal”]

・悪寒を伴った発熱期と、発汗や倦怠感を伴う無熱期を数回にわたって繰り返していく特徴がある。
・治療を行わなかった場合は死の危険性も十分に高い。[/aside]

『Q熱』

[aside normal”]

・約2週間の潜伏期の後、高熱や頭痛などの症状が現れる。
・急性の場合と慢性の場合とがあり、慢性の方が症状が重い。
・症状の特定にはQ熱を限定した検査が必要なため、原因の発見が困難。[/aside]

これらの症状には最悪の場合、命の危険に至るものも含まれています。

また、体が弱ったことで連鎖的に別の症状まで引き起こしてしまう可能性があるのです。

大きさの比較!噛み跡の画像も

さて、マダニの画像はこちらです。

大きさの比較画像

左右、どちらもマダニです。

左側が、血を吸った状態。右側が、血を吸う前の状態です。

意外にでかいですよね。

肉眼でも確認できるのがその特徴です。

血を蓄えていない時は一見普通のクモなどに近いイメージですね。

噛み跡はこれです。

マダニの噛み跡画像

マダニに噛まれると肌が赤く腫れます。

腫れた後は痒みを伴うこともあるのだとか

吸血は針状のものを刺して行うのではなく歯を使って噛み付くイメージに近いです。

吸血時間がかなり長く、一週間以上噛んだままくっついていることもあります。

その吸血時間の長さから、大量の血液を吸ったマダニはかなり大きくなっていきます。

中でも大きいものは普段からよく聞く小さなダニの一種とは思えない程ですね。

生息地はどこ?

生息地はどこ

マダニ自体の生息地は日本全国各地の

住宅街、草むら、林などあちこちで見られます。

特に春から夏の温かい期間はマダニの活動が活発化しています。

話題になっているSFTFウイルスを持った殺人ダニについてはどうでしょう。

重症熱性血小板減少症候群は西日本を中心に確認されているため

殺人ダニは西日本を中心にいるとされています。

しかし、あくまでSFTFウイルスの報告があったのが西日本というだけです。

これから他の地域で報告があってもおかしくありません。

しかもマダニは他にも恐ろしい媒介感染症を持っているので油断はできません。

殺人ダニに噛まれたら治療は不可能?

SFTFウイルスの感染で起こる「重症熱性血小板減少症候群」に関しては現在、直接効くワクチンはありません。

自然治癒力を高めて回復させていくしかないのです。

そうしたことからも年配の方が亡くなってしまうケースが多いようです。

まず噛まれないようにすることが何より重要ということですね。

その対策が次になります。

対策の方法

対策の方法

殺人ダニの対策は、以下のような方法があります。

長そでで長ズボン

 
暑いとなかなか厳しいかもしれませんが

当然肌の露出は少なければ少ないほど噛まれてしまうリスクは下がります。

草むら、けもの道へ行かない

 
人通りが少なく管理が行き届いていない場所にはそれだけ様々な虫や動物がいます。

そもそもマダニのいそうな所に近づかないことが重要です。

興味本位でむやみに近づかないようにしましょう。
 

帰ったら全身チェック、風呂にはいる

 
森などに入ってから帰宅した際には虫が服や肌にもくっついていないかチェックしてみましょう。

なるべく屋内に入る前がいいかもしれません。

これだけでマダニを窒息死させることは困難ですが、チェックを兼ねるならお風呂が手っ取り早いですね。

木材等は、駆除してから家に持ち込む

 
 一見表面は大丈夫でも木材の隙間や中に虫が残ってしまっていることは多いです。

 なるべくスプレーなどで念入りに追い出しておきたいですね。

ペットの管理

 
 ペットの犬や猫が飼い主の気づかない間にダニの被害にあっていることも多いです。

 草の上などを走り回った際には特に注意しましょう。

 また、人の場合でも体毛に覆われている部分が噛まれると見つけるのは困難です。

 たまに耳の裏なども念入りにチェックしてあげるといいかもしれません。

殺人ダニに噛まれたら?対処と治療の方法

マダニが噛み付いているなら離す必要があります。

自分で取ってしまう人の中には

綿棒にアルコールや殺虫剤、ハッカをつけてとる方法。ピンセットで取る方法。

といったことを行う人もいます。

専門的な知識があって慣れている場合はいいかもしれません。

しかし、マダニを暴れさせてしまってかえって症状の悪化を招く場合があります。

ピンセットで取るのに失敗するとマダニの体がちぎれて頭だけが残ることもあるので注意が必要です。

よほどの自信が無ければ結局病院へ行くのに越したことはないですね。

病院へ行く場合ですが、その前になるべく確認しておきたいことがあります。

マダニが血を吸っている期間と症状が発症する前にそれぞれ潜伏期間があるので

病院で症状を伝える際は思い当たる具体的な場所と日付をなるべく詳細に把握しておくと良いです。

殺人ダニの症状や対策 まとめ

ここまで殺人ダニの『マダニ』に関する情報をまとめてきましたが

神経質になるあまり、「じゃあキャンプもしちゃいけないの?」というと

そんなことはありません。

長袖やスプレーなど出来る限りしっかり準備していけばいいのです。

もし僅かな確率で運悪く噛まれたとしてもその場で即死するなんてことはまず無いでしょう。

噛まれたらその後無理に引きちぎったりせずに冷静に対処すればいいのです。

子供はよく知らない虫を素手でいじったりしてしまうので

お子さんがいる方は子供が森で遊んでから帰ってきた後などは少し気にかけてあげるといいですね。

というわけで

草むらに近づく際は以上のことに十分に気をつけていきましょう。

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