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すごい小説のネタバレは?ルビンの壷が割れたのあらすじ・感想まとめ

「キャッチコピーがつけられないすごい小説」

として騒がれている新潮社の「ルビンの壷が割れた」。

「期間限定でネットで全文公開されてから発売」という異例の形式の出版です。

公開直後に50万人が小説を閲覧しており、一般募集したキャッチコピーの応募数は、なんと3500通。

読んだ人の多くは「たしかにすごい小説だ!」「展開に驚いた!」と言ってます。がもちろん「別に面白くなかった」という人もいます。

だからこそ、小説を読むのが面倒な人は「ネタバレが知りたい」「ルビンの壷が割れたって結局どんなあらすじなの?」「本当にすごい小説?」と、気になっているようですね。

そこで、この記事では実際に小説「ルビンの壷が割れた」を読んだ私が、あらすじや感想をまとめてみました。

※ネタバレも含みますので、ご注意ください。

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キャッチコピーが書けないすごい小説

「キャッチコピーが書けない」と言わる「ルビンの壷が割れた」。

なぜ「キャッチコピーが書けない」として新潮社が紹介しているのかと言うと、以下のような理由があります。

[aside normal”]キャッチコピーが書けないとされる理由

1.「キャッチコピーが書けない」という言葉自体が、実はキャッチコピー
2.ネタバレが致命的になる小説だから[/aside]

1つ目は、身もフタもない言い方ですが「キャッチコピーが書けない小説」というフレーズ自体が、実はキャッチコピーということです。

実際、ネットでは話題になっていますよね。編集者さんから見れば、プロモーションに大成功しています。

ただ、実際問題「キャッチコピーが書きにくい」というのは本当でしょう。

2つ目の理由である「ネタバレが致命的になる小説だから」です。

小説や映画は、ラストを聞いても楽しめるタイプと、ラストを聞いたら面白さが半減してしまうタイプがあります。

「ルビンの壷が割れた」は、完全に後者です。

意外な展開の連続なので、ラストどころか、途中までの展開を知っただけで魅力が半減します。

キャッチコピーを書くと、ネタバレになりがちなので、困るのも無理ありません。

もしあなたが、本作を読んでいなくて、多少なりとも時間に余裕があるなら、とりあえず読んでから感想やネタバレ記事を読んだ方がいいですね。

すごい小説「ルビンの壷が割れた」の公式ページ

面白い?つまらない?ネットの反応

読んでみた上で他の人の感想が気になる人や、「うーん読んでみようかな」と他の人の反応を見てまだ悩んでいる人もいるでしょう。

では、「ルビンの壷が割れた」のTwitterでの様々な人の反応を見てみましょう。

素直に面白がっている人もいれば、「期待を下回った」と言っている人もいます。

意外な展開はあるのですが、「すごい!」と思うか「は?」と思うかで感想に差がでますね。

さて、ここから先は、いよいよあらすじなどを紹介していきます。あらすじの段階で、部分的にネタバレが入ってくるので、ご注意くださいね。

ルビンの壷が割れたのあらすじ

ざっと基本的なあらすじを箇条書きで書くと、次のような物語です。

[aside normal”]

◎小説は終始「フェイスブック上でのメッセージのやり取り」という設定
・水谷一馬という男性が、結城美帆子という女性にメッセージを送っている
・水谷一馬と結城美帆子は、昔の恋人同士らしい
・結城美帆子も水谷一馬に返信し、久しぶりに思い出語りのメッセージをする

◎徐々に、以下のような2人の過去の謎が浮かびあがってくる
・水谷一馬は、ずっと結城美帆子を「亡くなった女性」だと思い込もうとしていた
・2人は大学の演劇部で知り合い婚約したが、なぜか婚約破棄したらしい
・恋愛の三角関係などがあったらしい
・2人には演劇関係の才能があったらしいが、なぜか今は演劇と無縁の仕事をしている

◎謎が溶けていき、2人の過去が明かされ、意外なやり取りでラストを迎える[/aside]

という感じです。

「いや、その謎ってなんなんだよ」って感じるかも知れませんね。

では、もう少しだけネタバレを書きます。

ネタバレは・・・

ネタバレを部分的に書いていきます。

が、さすがにすべてのネタバレは書きません。

というのもすごい小説「ルビンの壷が割れた」の公式ページには、以下のような文言があります。

〈ご注意〉本作品の全部または一部を、無断で複製(コピー)、転載、改ざん、公衆送信(ホームページなどに掲載することを含む)することを禁じます。

発売前ですし、あまり直接的なネタバレを書きすぎると、新潮社に怒られるかも知れません。実際に作品の魅力を奪ってしまうことになるでしょう。

なので、この記事ではあくまで「『ルビンの壷が割れた』を読んでみたい」という気持ちが消えない範囲で、ネタバレを挙げておきます。

[aside normal”]ギリギリのネタバレ

・小説前半で語られていた内容に「嘘」が含まれていたことが判明する
・途中まで善人のように語られていた人物の、裏の顔が見えてくる
・途中まで仲良さそうだった2人が、負の感情をぶつけあって終わる
・「実は、主人公が~だったオチ」[/aside]

うーん、書けるのはここまででしょうか。

好みはあると思いますが、そこそこ楽しめる部分はある小説だと思います。気になる人は、やはり、読んでみてください。

すごい小説「ルビンの壷が割れた」の公式ページ

個人的な感想

最後に、個人的な感想を書きます。

まず、私自身の読後感を一言で言えば「あー中学生くらいで読みたかった」です。

小説を読んでいなかった、14歳くらいの自分なら、衝撃を受けたと思います。

意外な展開に素直にびっくりしたでしょうし、自分が思春期なら、恋愛などの題材にもドキドキした気がします。

ですが、私は現在アラサーです。恋愛関連では、いちいちドキドキしなくなりました。

加えて、大学生時代に毎日のように小説を読んでいたので、本作も「あーこういうパターンねー」と思ってしまいました。

これはある意味では、感性が鈍ってしまったとも言えると思います。

ネットでは「予想できなくて驚いた!おもしろい!」と言っている方もいますが、そういう人の方が純粋で鋭い感覚を持っているでしょう。

「ルビンの壷が割れた」は、面白いですが、新しい形式ではありません。設定もオチも、古典的なパターンです。

もちろん、私もラストは驚きました。ただ、驚いた理由は、「伏線のない急展開だったから」です。

「実はこうでした! しかし、実はこうでした! しかし、実はこうでした! しかし、実はこうでした!」が続きます。後出しジャンケンのようで、ズルい構成です。

タイトルは秀逸で、「ルビンの壷」とある通りに、意外な現実が浮かびあがってきます。読了後に前半を読み返すと、別の意味に感じられる仕掛けもあります。

とはいえ、ラストは伏線もない超展開や急展開。ミステリー的には、強引すぎてフェアではないですね。(この小説はミステリーではないのでしょうが。)

というわけで、「もっと昔に読んでいたら、楽しめただろうな」と感じました。

あと人物設定や題材がありきたりなものなので、「この作者の宿野かほるさん、次回作は大丈夫かな?」と、勝手に心配にもなりました。

人気が継続する小説家は、キャラクターや設定自体にオリジナリティがあるものです。超展開だけではシリーズモノなども継続できません。

この作者の宿野かほるさんは覆面作家ということですが、「今後の作風はどうするんだろう?」と案じてしまいました。余計なお世話でしょうかね。

ともあれ、意外な展開のおかげで、飽きませんでしたし、驚きました。

読んでいない方は、せっかくなので、読んでネットの盛り上がりに参加してみてはどうでしょうか。

「ネットの盛り上がり」自体がエンターテイメントだと考えれば、「すごい小説・ルビンの壷が割れた」は、とてもいいコンテンツになっていますね。

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